解決事例

ケンカで怪我を負わせて傷害罪で現行犯逮捕されたケースで示談を成立させて不起訴処分を獲得

2018年02月7日

【事案の内容】

 AさんはBさんと口論になり,エスカレートして殴り合いになってしまった。

 Aさんは軽症で,Bさんが大怪我を負ってしまった。

 喧嘩中に警察に通報されてしまい,AさんがBさんを殴るところを警察にたまたま見られ,現行犯逮捕された。

 Aさんは現在警察署に身柄拘束中(勾留中)である。

 相手に怪我を負わせてしまったのは申し訳ないと思っている。しかし,小さな子供や妻が家で待っているし,仕事もこれ以上休むわけにはいかないため,起訴されることは避けたい。

 Aさんからご依頼を受けた事案です。

 

【ご依頼後の弁護士の対応】

 起訴され,身柄拘束が長引けば,会社から解雇されてしまい,家族が路頭に迷うおそれがありました。

 そのため,被害者の方とすぐに連絡を取り,示談についてお話しました。具体的には,ご相談者の反省文を被害者の方にお渡しし,治療費や慰謝料を支払うととともに,身柄解放後に直接の謝罪を行うことを約束し,示談書を交わしました。

 また,相談者の家族に連絡を取り,今後の監督を誓約してもらいました。

 さらに,検察官に対し,示談が成立していることや,傷害事件を起こしたことは初めてであること,家族や住居,勤務先があること,家族が今後の監督を誓約していること等から,本件は起訴をすべき事案ではなく,通常生活の中で反省を深めていくべき事案であることを説明し,説得しました。

 その結果,ご相談者の処分は,不起訴となりました。

 

【弁護士のコメント】

 被害者の方は,加害者から直接の謝罪を受けたいと考えていらっしゃいました。

 もちろん,警察署に身柄が拘束されている間は直接謝罪をすることはできません。

 その点につき,被害者の方とお話すると,刑事処分よりも直接謝罪を受けることが大事だということで,示談書だけではなく,不起訴嘆願書も書いていただけました。

 被疑者になってしまった人の身柄拘束による不利益を避けるためにベストを尽くすこと,被害者の方が何を一番望んでいるかその気持ちを汲み取り示談を成立させることが,被疑者段階の弁護活動ではとても重要です。