解決事例

名誉棄損(インターネットの誹謗中傷) 同種前科あり・出所直後の犯行で求刑2年を懲役1年6月に減刑した事案

2017年05月19日

【 事実関係 】
被告人:40代 男性 派遣社員 独身
同種前科で実刑に服し,本件犯行のわずか1か月前に出所してきたばかりで,再び,インターネット掲示板上に同じ被害者に対する誹謗中傷の書き込みを行った。
これに加え,同被害者の自宅敷地内に侵入し(軽犯罪法違反),また,留置所の中から,示談を強要する手紙を送ろうとした(強要未遂)。

【 結果 】
 懲役1年6月

【 弁護活動 】
同一被害者に対する出所直後の犯行という極めて悪質な犯行態様で,有利な情状が少ない事案でした。
当然ながら,被害者の被害感情は熾烈で,示談の為に接触することは一切できず,また,独身で身寄りもなく,情状証人の協力も困難でした。
そこで,被告人と何度も接見を繰り返し,自らの過ちを再認識させ,再犯防止のためにどう考え,どう行動すべきか,一緒に考え,反省文をしたため,また被告人質問において被告人の反省が裁判官に伝わるよう,準備を行いました。
結果,不利な情状が多くあり,十分な情状弁護に足る材料が少ない中でも,求刑の7割程度の懲役刑にとどめることができました。